レシピRECIPE
料理家 近藤貴美さん
インタビュー
奄美大島へ通うようになったきっかけと、近藤さんにとってのイチバンの島の魅力は?
母方の祖母が奄美大島の出身なんですよ。そういった繋がりから、自分のルーツを求めて6年前に初めて奄美を訪れました。以来、すっかり気に入って年に3~4回は通うようになり、現地にたくさん友人もできました。
私にとって奄美大島のイチバンの魅力は、海の“青さ”“美しさ”でしょうか。もちろん「人」も。島の人々はみんな親切で温かく、心豊かに過ごしていて素敵だなぁと思います。自然信仰というか、身近にある自然に感謝し敬うことが、みんなの生活に根付いているところも魅力ですね。
マクロビオティックをはじめた理由は?そもそも、マクロビオティックって…。
子供の頃から料理好きでしたが、若い頃、語学留学で訪れたイギリスでホストファミリーがベジタリアンだったことが玄米菜食との最初の出会いです。その後、プロとして料理を学ぼうと決心したとき、「これからはマクロビオティックが求められるようになる」と確信してこの道に進んだんですよ。
マクロビオティックは、自然と調和し、その土地の季節の食材を使ったお料理が特徴ですね。素材そのものの美味しさを活かし、玄米・菜食を中心とした食事を摂ることで、自然なカタチで健康になっていくんですよ。
シマアザミを初めて見たときの第一印象と、料理家の視点から見た「ベジトレル」の良さは?
初めてシマアザミを見たときは、このトゲトゲした野草がまさか食用になるとは想像もできませんでした。そんなシマアザミの高い栄養価に着目し、何度も研究を重ねてできたのが「ベジトレル」なんですね。
シマアザミを直接食べるのは少し手間がかかりますが、「ベジトレル」のように粉末として利用することで、豊かな栄養成分や効能が手軽に摂れるのはとっても良いことだと思います。味もクセが強すぎることもなく、“ハーブ感覚”でいろんな料理に使えてすごく便利ですね!
「ベジトレル」を毎日続けるための工夫と、マクロビオティック的な考えでの摂り方は?
「ベジトレル」は細かい粉末に加工されているので、スムージーやスープ、焼菓子など幅広いメニューに使えます。ひとつの決まった摂り方にこだわらず、いろいろ試していけば、ムリせず楽しく続けられそうです。
マクロビオティックは、ありのままの自然の素材を使った食事をいただくことが基本なのですが、仕事や家事で忙しい毎日の中で、どうしても時間が足りない場合もあるでしょう。「ベジトレル」を、上手に摂り入れて栄養を補っていくことで、効率的に健康な食生活が維持できるのではないでしょうか。
- ■プロフィール
- 料理家 近藤 貴美(こんどう たかみ)
むすび食堂店主&移動料理人。
子供のころから食べること踊ることが大好き!27歳に訪れた英国でベジタリアンを知り、帰国後、マクロビオティックを学ぶ。その世界観に惹かれ、2008年Kiiマクロビオティックインストラクター取得。大手料理教室の講師を務めた後、神戸自然食惣菜店・京都自然食レストランの立ち上げ、運営に携わる。その後、2014年神戸にて“むすび食堂”をオープン。現在はお店だけにとどまらず、大分県や熊本県でワークショップやその土地の野菜を使った商品開発にも携わる。料理をするときに大切にしていることは、【その日の野菜・その日のお天気・食べてもらう人のことを思い大切に丁寧にお料理を作ること】。